※ 御注意 ※ この夢小説は、高河ゆん女史原作『L●VELESS』の設定を お借りして書いたものです。 パロディ作品に嫌悪感を持たれます方、また上記作品をご存知無い方。 上記作品設定が苦手な方、はこの先に進まれても 気分を害されるだけなので、即刻お戻りになられることをお勧め致します。 また、この注意文を読まずに作品を読み「気分を害した!」等の 苦情は一切受け付けませんので、あしからず。 以上のことを踏まえ、尚且つ「大丈夫!」「ドンと来ーい!!」と云う方のみ 下記タイトルより夢本文へとお進み下さいませ。 それでは。 この作品が、貴方様のお気に召されることを祈って。 管理人・紫月 拝 Kiss by oath 「受けて立ちましょう。」 了承の言葉と共に、どこからか一陣の風が通り抜け髪を浚う。 同時に一瞬にして変化した、痛いくらいに張り詰めた空気を肌で 感じながら目の前の存在を見遣る。 先ほどの言葉を発したのは アタシの対である、木手永四郎。 どちらかと言えば端正なその顔には 薄く笑みが貼り付いている。 明らかに人を小馬鹿にしている、その表情。 生き生きとしている、とも言えなくない横顔を ぼんやりと見つめていると、彼はゆっくりとこちらを 振り返り 「ほら、さん。準備はいいですか。」 目を細めて、戦闘へ備えろ、と促した。 分かってるよ。 アタシはあんたのサクリファイス。 生まれた時から、覚悟も準備も出来てる。 だから安心して戦ってくださいな。 そんな意味を込めて、コクリと頷くと 永四郎もそれを汲み取ってくれたのか、満足そうに 頷き返してくれた。 ジャリ… 砂を踏む音。 それは永四郎が一歩、アタシへと近づいた音。 それを聞き取って、アタシのミミがピン!と跳ねる。 動物耳なだけあって、音には敏感なんだよね。 その敏感なミミが再度捉えた音は、彼の低く通る声。 「俺たちの名は、“Scarless”。」 永四郎の手が、無造作に垂らされていたアタシの手を掬い取る。 嗚呼、またあの儀式が始まるのね。 「この身に刻まれた名に恥じぬよう…、」 永四郎は凛と伸びた背筋を屈め、掬い取ったアタシの手を そっと口元に寄せると 「貴方のために戦って差し上げましょう。」 そしてキザったらしい台詞と何とも言えないイヤラシイ笑みを浮かべ 手の甲に刻まれた真実の名前に 誓いの口付けを落とした。 あー……本当にごめんね、今回の敵さん。 うちら(て言うか、この戦闘機がね)戦闘前にこれやらないと 駄目みたいなんだ。 これを拒否すると、この戦闘機ってば戦闘してくれなくなちゃうんだ。 マジ、ごめん。 実はアタシも嫌なんです、って言うのは内緒で (だって今時、手の甲にチューなんてありえない) 犬に噛まれたってことで我慢して下さい。 「今回も傷一つ付ける事なく、戦闘を終わらせますから。」 さん、いい子にしてて下さいよ? 唇を落とした手を握り締めたまま。 永四郎は風に揺れるアタシの前髪を掻き分け、露になった額に優しく 唇を押し付けた。 「了解。頑張って、永四郎。」 L●VELESSパロ、その弐!! 楽しいのは私だけ…楽しいのは私だけ…。 それにしても私の書く木手様はキモイなぁ。 きっといつか怒られる気がする。 05/0525
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