※ 御注意 ※ この夢小説は、高河ゆん女史原作『L●VELESS』の設定を お借りして書いたものです。 パロディ作品に嫌悪感を持たれます方、また上記作品をご存知無い方。 上記作品設定が苦手な方、はこの先に進まれても 気分を害されるだけなので、即刻お戻りになられることをお勧め致します。 また、この注意文を読まずに作品を読み「気分を害した!」等の 苦情は一切受け付けませんので、あしからず。 以上のことを踏まえ、尚且つ「大丈夫!」「ドンと来ーい!!」と云う方のみ 下記タイトルより夢本文へとお進み下さいませ。 それでは。 この作品が、貴方様のお気に召されることを祈って。 管理人・紫月 拝 Salty Dogs 興奮。体内に滾る激しい感情を体現するようにピンと立ったミミ。 ニィ…と歪めた口元から覗く犬歯が、狂気的に鈍く光るのを 視界の端に捉えながら、アタシは気付かれないようそっと息を吐いた。 それと同時に、一陣の風がアタシ達の間を通りすぎて 彼とアタシの髪を弄ぶかのように、乱暴に宙へと舞い上げる。 風に視界を奪われて、一瞬でも彼を見失う前に。半歩前で不敵と言うか ちょーっと危ない感じに目を輝かせる彼の手を取るのと 彼がそれはそれは楽しそうに目を細めるのとは、ほぼ同時で。 「システム、展開。」 昂ぶりをあ抑えきれない、少し震えた声で。彼、裕次郎は高らかに戦闘の開始を宣言する。 Salty Dogs 「裕次郎!いい?これは喧嘩じゃ無いんだからね。  言葉<スペル>に依る、歴とした"戦闘"なんだからね!」 そこんとこ分別つけて、頼むよ!! 戦闘宣言に依って生じた狂風に掻き消されないよう、強く声を張り上げて 握った手に強く、強く力を込めて裕次郎に喝を入れる。 感情が高ぶると途端に周囲が見えなくなる裕次郎が暴走する前に それにストップをかけるのは、いつしか毎度お馴染みの出来事になっていて。 これを儀式と呼ぶにはあまりに稚拙で、荒すぎる。 それでもアタシは毎回裕次郎の手を取らないわけにはいかなくて。 「裕次郎、頼むよ…!」 「あー、分かってる。」 こちらを少しも見ずに返事をする裕次郎の目は、獲物を見つけたケモノそのもの。 あぁ、絶対分かってない。分かってないよ!! 気が滅入るほどに血の気が多い、アタシの戦闘機。 頼むから、拘束されるこっちの身にもなってくれ。 「行くぜ、。覚悟決めろよ?」 「…りょーかい。最後にもう一回言うけど、言葉で戦うんだからね。  殴り合いじゃないんだからね。」 興奮しても、向こうの戦闘機に手ェ上げんじゃないよ!? 「だから、分かってるって。信用しよろ、バカ。  サクリファイスは大人しく戦闘機に護られとけって!」 裕次郎はそう言って、アタシの頬にキスを落とす。 ねぇ、そのセリフは何度目?その言葉を守れたのは何回あった?? らんらんと目を輝かせ、それとは対照に加虐的に口元を歪める裕次郎の横顔を 眺めながら、一人底知れぬ不安から生じた溜息を零す。 言葉攻めより肉弾戦を好む戦闘機を持つって、とっても大変なんです、よ。 あぁ、アタシの左手が今日も無事に枷となりますように。 突っ走り系戦闘機。 06/1122
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